美白成分の基礎知識
2017年04月10日更新 2017年03月02日公開

美白成分「トラネキサム酸」の効果とは

女性が抱えている肌の悩みといえば、シミや肝斑です。それに対して効果があるといわれている成分がトラネキサム酸なのです。今回は、トラネキサム酸の働きと効果的な使い方をドクター監修のもと紹介します。

トラネキサム酸は、シミや肝斑ができてしまう初期段階で、原因となるプラスミンをブロックすることができる成分です。そのため、シミや肝斑の予防に効果があるといわれています。

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸とは、抗プラスミン作用のあるアミノ酸です。プラスミンには凝固している血液を溶かす性質があるため、異常に活発になることで出血が止まりにくくなってしまいます。そのため、トラネキサム酸は抗炎症剤や止血剤、蕁麻疹や湿疹などの治療薬として使用されていました。また、紫外線を浴びることでプラスミンが活発化し、肌荒れや炎症を起こすこともわかってきました。トラネキサム酸を使用することで、プラスミンの働きを抑えてメラニンが生成されるのを抑制することができると考えられています。

トラネキサムの効果

トラネキサム酸は、シミやそばかす、肝斑に効果があるといわれています。

シミができるしくみ

皮膚は紫外線を浴びることで、表皮細胞であるケラチノサイトからメラノサイトに向かって指令を出します。この指令を受けることで、どんどんメラニンが作られていきます。生成されたメラニンは肌の表皮にあるケラチノサイトにとどまり、紫外線から細胞を守ろうとします。肌の表皮にとどまっているメラニンは、肌のターンオーバーとともに排出されることで、シミにはならないで元の色へと戻ります。しかし、紫外線を浴び続けてしまうと肌のターンオーバーでは追いつかないでシミとなってしまうのです。

トラネキサム酸はシミやそばかすに効果的

紫外線を浴びることで、メラノサイトはケラチノサイトからメラニンを生成するように指令を受けとります。トラネキサム酸は、メラニン生成情報の中に含まれているシミを発生させるプロスタグランジンなどをブロックすることで、メラニンが作られるのをブロックします。その結果、そばかすやシミを防ぐことができるのです。

肝斑にも効果的が

肝斑とはシミの一種であり、左右対称に頬骨の高い場所にできやすいのが特徴です。30代から40代の女性に多くみられる症状で、女性ホルモンの影響を受けて発生すると考えられています。トラネキサム酸は、厚生労働省より肝斑への効果が認められて、治療薬としても使用されるようになりました。トラネキサム酸の持つ抗プラスミン作用は、メラニンが生成される前の段階で活発化するメラノサイトを抑制することができるため、肝斑の発症を抑制できると考えられています。しかし、トラネキサム酸には女性ホルモンの働きや乱れを改善する効果はないため、肝斑の発症自体を抑えることはできないと考えられています。

トラネキサム酸はどのようなものに使われている?

肝斑治療の内服薬として

プラスミンを抑制する効果のあるトラネキサム酸は、肝斑治療の内服薬として皮膚科などで処方されています。肝斑はレーザー治療を行うことでかえって悪化し濃くなるケースもあるといわれています。トラネキサム酸の肝斑への効果は厚生労働省からも認められており、効果が期待できると考えられています。トラネキサム酸はアミノ酸が主成分であるため、比較的副作用は少ないといわれています。考えられる副作用は、嘔吐や眠気、食欲不振などがあげられます。このような症状がある場合は、ドクターに相談するようにしてください。また、妊娠中や授乳中の場合はドクターに相談してから、服用するようにしましょう。

トラネキサム酸と美白成分を併用して効果を高める

トラネキサム酸には、メラニンが生成される初期段階でシミの原因となるプラスミンをブロックすることができます。そのため、トラネキサム酸を配合した化粧水やクリームを使用することでシミやそばかすの生成を防ぐことができるといわれています。

トラネキサム酸だけはなく、すでに作られてしまったシミにアプローチできるビタミンC誘導体や、ターンオーバーのサイクルを促す成分が配合されている美容液などと組み合わせて使用することで効果を高めることができます。

イオン導入化粧水としても

弱い電流を使うイオン導入器を使うことで、肌の奥まで美容成分を浸透させることができる方法です。水溶性であり粒子がキメ細かいトラネキサム酸は、イオン導入化粧水としても向いているといわれています。肌の奥までプラスミンをブロックする成分を浸透させることができるため、美白効果が期待できると考えられます。

シミの元をブロックできるトラネキサム酸

シミや肝斑の元となるプラスミンに初期段階で働きかけることのできるトラネキサム酸は、美白成分として効果が期待できると考えられています。肝斑などの内服薬としても処方されているため、気になる場合はドクターに相談してみるといいでしょう。

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